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8月 葉月(はづき)

暦の上で8月は、草木を枯らす秋の気配があらわれるころ。葉月と呼ぶのは、“葉落ち月”に由来があると考えられています。
また、初めて雁が来る月“初来月(はつきづき)”から葉月に転じたという説も。現代の8月は熱帯夜が続き、このような風情のある雰囲気ではありませんが……。

葉月のこよみのお話(音声)

 

※画面に表示されていない日付の音声は右側のバーをスクロールしていただくと下にございます。

葉月の主なこよみ

原爆記念日
昭和二十年のこの日、午前八時十五分、広島市に世界初の原子爆弾が投下され、一瞬にして二十数万の生命が奪われ、焦土と化した。続いて九日の午前十一時十一分、第二の原爆が長崎市を襲い、数万の生命が奪われた。この日、広島市ではこの未曾有の犠牲を弔うために、爆心地に建てられた供養塔の前で盛大な法要と、永遠の平和・戦争否定の行事が行なわれる。

夏の健康
冷たいものの飲み過ぎが、秋口になると体にこたえてくる。夜中や明け方に胃が痛んだり、朝起きたとき唾液が口一杯にたまっているのは胃かいようの危険信号。また、足が重かったり体がだるいのは、ビタミンB不足からくるもの。肉の中でも臓物類、豆類などを取ること。ドリンク剤だけでは、体はもちません。

終戦記念日
昭和二十年八月十五日、第二次世界大戦が終結した。この日を記念し、国民が平和を祈願し、戦争を放棄することを誓う。

東山大文字

京都東山の大文字山の中腹部に「大」の字の形に火床を七十五ヶ所設け、この火床に松の割木を組んで、午後八時頃、一斉に点火する。また、同夜は金閣寺近くの大北山では「左大文字」、上嵯峨の水尾山では「鳥居の形」、松が崎の大黒天山では「妙法」の二字、西加茂の明見山では「船形」の火が次々に点火される。

暦の用語辞典

[立秋]
暑さもこの頃をピークに安定化.地方によっては、ほのかに秋の気配が見え始める。

[処暑]
残暑もようやく処るの意。暦の上ではこの日から初秋。台風のシーズン。

[盂蘭盆]
月遅れの盆。本来は七月十五日を中心に行なわれる仏事。地方では旧暦行事で、祖先の霊を自宅に迎えて祭り、子孫繁栄を願って供養する。この期間、ご先祖様が家に訪れているという。

[八専]
年に六回ある。陰陽の気が偏る日、即ち、この日運気良ければ益々良好に。

[三伏]
五気思想から出ており、初伏、中伏、末伏とある。旅立ち、婚姻には凶日。

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