暦法研究家
象英塾塾長
NPO法人論語普及会
安陽周易研究会顧問

自然と ともに 生きる

井上象英 代表執筆作

自然の大地が春の到来を感じ、草木が徐々に芽吹き、成長する時期。
「やよい」は“イヤオヒ”=草木が茂るという意味の言葉が変化したものといわれています。

江戸中期の歳時記に、“いやおい月に草木がいよいよ生い茂る”“いやおい月”などがあり、
これらの記載から、のちにこの時期を「やよい」と呼ぶようになったようです。

 

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今月の動き(令和5年3月)

桃や菜の花が美しい頃。雛人形や内裏飾りは節分が過ぎた頃にはお手入れを始めたいもの。もちろん「花遊び」と言われたお花見も春の行事。その延長線上にあるのが春のお彼岸です。一年に二度、家族で先祖のお墓に参るのは一家の慣例行為でした。そして墓前で語り笑い、家族の絆を深めていました。

今月は六日啓蟄の節より月命乙卯・七赤金星の星盤になります。乙は東に位置し木の陰気。象形は草木が屈折して伸び悩んでいる姿。「乾」に通じるが、軋む、かがまる意。

卯は日の出を象徴する東に位置し時刻は明け六つの午前六時。五行は木の性質。象形は門を開いた貌。「茆・冒」に通じる象意もあります。

そして九星は七赤金星です。卦象は「沢」で卦徳は「悦・説」。その性質は喜びと交流でしょう。しかし、易での解釈では“不足”の兆しがあります。つまり今月の体制は、成長と発展に向けた新しい取り組みに奔走集中するあまり何かを忘れていないか?と振り返る時間と観察力が必要です。何事も拙速になり過ぎての猛省があってはなりません。特に諸外国との交渉問題など。経済回復も期待出来るサイクルに入る。

自然は温かくホッとする気候になりますが、風の強い日が多く火事や突風の暗示。雪崩事故にも警戒です。また、寒暖差があるので風邪や花粉症にも注意を。

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