1月 睦月(むつき)

無事に新年を迎えることができ、神様に感謝をして家族と共に謹む月。
仲間たちと親睦するという意味合いの「睦」から睦月と呼ぶようになったといわれます。
華やかでも穏やかに。そんなふうに過ごすための願いの行事が多い月です。
睦月のこよみのお話(音声)
※画面に表示されていない日付の音声は右側のバーをスクロールしていただくと下にございます。
睦月の主なこよみ
初詣
恵方参りともいい、その年の恵方にあたる方角の神社に参詣するのが本来の姿。
七草粥
春の七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけの座、すずな、すずしろ)を入れ、一年の邪気をはらい、万病を除くまじないとした
暦の用語辞典
[二十八宿]
古代より、中国・インドで使われた占星術。天球を二十八に分割し、その付近の星座をひとつずつ配したものを、月や日に割り当てて吉凶を判断した。(カッコ内は各宿が所属する星座名)
(吉)祝事・移転・造作・開業等に良し
角(かく)(おとめ座スピカ)但し、葬式凶。
亢(こう)(おとめ座)但し、造作・移転凶。
(てい)(てんびん座)
房(ぼう)(さそり座)万事に吉日。
尾(び)(さそり座)
箕(き)(いて座)但し、結婚・葬式凶。
斗(と)(いて座)
牛(ぎゅう)(やぎ座)神仏参詣に吉。
室(しつ)(ペガサス座)但し、葬式大凶。
壁(へき)(ペガサス座)但し、名付け凶。
奎(けい)(アンドロメダ座)新築・移転凶。
婁(ろう)(おひつじ座)
胃(い)(おひつじ座)公事に吉日。
昴(ぼう)(おうし座)万事に吉日。
畢(ひつ)(おうし座)但し、婚礼凶。
参(しん)(オリオン座)但し、葬式凶。
井(い)(ふたご座)但し、葬式凶。
鬼(き)(かに座)万事に大吉日。
張(ちょう)(うみへび座)
翼(よく)(コップ座)但し、結婚凶。
軫(しん)(からす座)
(凶)結婚・葬式・造作・その他に悪し
心(しん)(さそり座アンタレス)
女(じょ)(みずがめ座)芸事学ぶには吉。
虚(きょ)(みずがめ座)但し、入学のみ吉。
柳(りゅう)(うみへび座)
星(せい)(うみへび座)治療始めには吉。
[小寒]
寒の入りであり、本格的な冬の到来。寒気は今一つなので小寒という。
[大寒]
寒さが最も厳しく寒風が肌をさす季節。降雪や氷の層も厚くなる。
[さんりんぽう]
三輪宝とも三隣亡とも書く。本来は自然の恵みを感謝する吉日だったが、明治後より建築関係の仕事には凶日と表現が変わる(自然破壊の意)。
[一粒万倍日]
一粒の種が万倍に実を結び未来繁栄を暗示する吉日のこと。全て事始めには大吉でも、借金はタブーです。
[甲子]
一年に六回あり、十干と十二支の組合せの第一番目に当り大吉日の日。甲子祭りは、五穀豊穣の守護神である大黒天様を祭る神事で、長福を願う。