8月30日「案山子(かかし)」のお話
日本の田園風景の風物詩「案山子」。実は『古事記』にも登場する田畑の神様です。もともと、かかしには三つの種類があり、
①田んぼに注連縄を張り、神様の依り代としての人形を立てる・・お役目。
②悪臭を放って鳥獣を追い払う・・と言うお役目。
③音や色、形で鳥獣を驚かすなど・・。です。
収穫が間地かの農作物を狙う鳥獣を様々な方法で追い払うのですが、撃退して殺傷するということはありません。のどかな田園風景に、どこかユーモアを交えた案山子は、古事記では①の姿で登場します。