1. HOME
  2. こよみのお話
  3. 11月 霜月(しもつき)

11月 霜月(しもつき)

寒さが深まり、霜が降りる“霜降月”が転じて「霜月」。冷たい北風が吹き始めるころです。
農村地では収穫祭が行われ、お米の神様が大地のエネルギーを穂と一粒の実に託し、恵みを与えてくれることを実感できます。
「山笑う春」「山が滴る夏」「山が装う秋」そして「山眠る冬」。季節が物語るように寒い冬がやってきます。

霜月のこよみのお話(音声)

 

※画面に表示されていない日付の音声は右側のバーをスクロールしていただくと下にございます。

霜月の主なこよみ

文化の日
昭和二十三年に「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日として制定された。昭和二十一年のこの日に、戦争放棄、主権在民、基本的人権を宣言した新憲法が公布(施行は昭和二十二年五月三日)されたことを記念した日。

酉の市
毎年十一月の酉の日に、東京浅草の鷲(おおとり)神社を中心に、関東に多い各地の大鳥神社の祭事として行なわれる民俗行事。昔は武運の神として武家の、今は開運の神として商家の信仰がある。

千歳飴
元禄、宝永年間に江戸浅草の飴屋が考案し、神社や寺の門前で売ったものといわれ、長生きするようにとの縁起をかついだもので、これが七五三専用のものとして広まったといわれる。

七五三
三才と五才の男児、三才と七才の女児が、この日氏神様や鎮守様にお詣りして、成長の無事と福運を祈願する儀式。男児は五才、女児は三才になった時に周囲から幼児として認められ、七才で幼児から少年少女として認められる時期として祝われる。

暦の用語辞典

[立冬]
陽の光も弱々しくなり、日差しが短くなってくる。冬の気配が立ち始め、陽だまりが恋しくなる季節。

[小雪]
寒風が肌をさし、遠山には雪が見える頃。各地で新雪の便りも聞かれるが未だちらほらなので小雪という。

[酉の市]
十一月の酉の日に全国の大鳥神社で行なう祭事。一の酉、二の酉などがあり、縁起物の熊手は商売繁盛のお守り。

[先勝]
「急いで勝つ」何事も積極的に動いて良好。午前中をフルに生かす事。

[友引]
相引きで勝負なし。朝晩が吉で昼のみ凶。友を引く意で火葬場も休日。

[先負]
「万事焦らずに」何事も控え目にして安全。急用は避けた方が良い。

error: