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10月 神無月(かみなづき)

神様の旅の月、10月。全国の神々が出雲大社に集まって一年の報告と慰労会があるようです。
神様が国元を留守にするので“神無月”。神様が集まる出雲の国だけは“神在月(かみありづき)”と呼ばれています。

神無月のこよみのお話(音声)

 

※画面に表示されていない日付の音声は右側のバーをスクロールしていただくと下にございます。

神無月の主なこよみ

長崎おくんち
長崎市、諏訪神社のお祭り。おくんちとは、お宮日、御供日、お九日の意。三百三十余年の伝統を持ち、鎖国時代には外国人に見せうる唯一の日本の祭りであった。シーボルトの「ニッポン」やチェンバレンの「日本案内記」などで古くから海外に紹介されており、当時は必ず外国人が招待され、出しものも異国情緒をもったショーとして有名だった。

目の愛護デー
この起源は、昭和四年十月、中央盲人福祉協会が主催となり、昭和六年七月十九日、内務省社会局で第一回全国盲人保護ならびに失明防止の会が開かれ、全国から代表者が出席し、失明防止盲人保護に関して協議した。その時、「視力保存デー」を毎年十月十日に行なうことになった。

えびす講
家庭隆盛、商売繁盛の福の神である夷神(蛭子神、恵比寿神、恵比須神)を祀るる行事。関東では二十日夷、関西では十日夷といわれ十月二十日と正月の十日の二回、各地方で祭りが行なわれる。

鉄道の日
明治五年十月十四日新橋(現在の汐留)~横浜(現在の桜木町)間二十九kmに鉄道が開通した。この時の最初の汽車は、イギリス人のハートという機関士の指導で時速三十二キロで走った。但し、品川~横浜間は明治五年五月七日にすでに開通していた。

暦の用語辞典

[寒露]
あまりの冷気に野山の草木についた露も凍るほどという意味。紅葉狩りのシーズンだが、稲の刈り入れの季節。

[霜降]
秋の気配も深まり、薄い霜が降り始める頃。折によっては雪の便りもあり、冬の到来を思わせる。

[十五夜]
別名「仲秋の名月」とか「芋名月」とか呼ばれ、秋の真ん中の季節。平安時代から、秋の七草や月見団子、里芋などを並べて酒宴を楽しむのが習慣となった。すすきが最も美しいとき。

[十三夜]
十五夜に対し、旧暦の九月十三日の夜の月のことをいう。やはり酒宴をして楽しむ習慣がある。

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