暦法研究家
象英塾塾長
NPO法人論語普及会
安陽周易研究会顧問

自然と ともに 生きる

井上象英 代表執筆作

著書一覧


田植えが済んで田んぼに
「水張り」をする月となります。
しかし、これは旧暦での呼称なので
梅雨が明け、ダムの水ガメを
心配する頃なのかも知れません。

今は地球温暖化のためか各地の気候も
不順になって心配が絶えません。

今月の動き(令和7年6月)

6月の晦日に行う「夏越の祓え」は、日頃の穢れを人形に託し、川に流したり茅の輪をくぐり、今日までの邪気を祓います。武塔の神(須佐之男命)を手厚くもてなした蘇民将来の疫病伝説が由来とされていますが、梅雨時に疫病が多かったのは昔も今も。

今月は5日の芒種の節より月命壬午・七赤金星の星盤になります。壬は水の兄で北に位置し「任・妊」の意義。説文には陰極まり陽生じて「萬物懐妊」す、とあり、任じるとか“はらむ”の意がある。

また、地支の午は南に位置し火の陽気。陰の兆が下から突き上げ陽気と陰気との忤いがある。本義は陰陽互いに交錯する姿で甲骨では杵の貌。そして、九星の七赤金星(兌)の卦象は「沢」。卦徳は「悦と説」。生活に水がある喜びを表している。

ただ、今月は経済活動を指す宮にブレーキ星が巡るので期待は出来ません。とくに情報産業の善と悪、飲食系や物流業界の不正、政財界のスキャンダルなど国政選挙にまつわる醜聞が何時になく賑やか。国民に対し「説」であるべき体制が政治家や業界に向けて「悦」の傾きになる暗示が強い。正しく何かを「孕(妊)む」姿で本質が見えづらい。時代のSNSやネットニュースに翻弄されないこと。自然界では強風を伴う豪雨や長雨、低温気象や日照不足など、免疫力低下の諸症状に注意を。

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