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【象英だより】2023年8月の活動報告

2023年8月の活動報告

8月早々に、始めて三鷹の国立天文台に行ってきました。

先ずはプラネタリウム見学と思いましたら、4D2U(フォー・デイー)なる、三次元と時間一次元を合わせた4次元空間をドームいっぱいの立体映像で楽しみました。

自宅の物干し台に地球儀を手作りした保井晴海、初めて日本暦(貞享暦)を監修した人物でしたが、その後、江戸の浅草から麻布台へ、そして三鷹の地へと転々とした国立天文台です。一時期は東京大学の管轄で研究されていたようです。

日本の暦は、唐の高僧から伝来した『儀鳳暦』(665)という太陰暦が始まりで、

1年365日を三元に分け、24節気と72候に細分化してなお五行思想、28宿や干支を組み合わせ、節句など様々な法則と約束事を決めて完成させていました。

しかし、緯度や経度の違う日本暦は実際の天体観測や自然のサイクルにズレがある事を発見し、江戸時代に規則性を見直し、日本の四季にあてはめて『貞享暦』が誕生します。

また、24日の「論語塾」は国学院大学企画展での課外授業となりました。

ところで皆様、お盆休みは如何お過ごしでしたか?

自分は、滋賀県琵琶湖周辺に長逗留をして暦の原稿執筆など締め切りに追われて居ました。つまり、1年を通して、このお盆休みが追い込みの期間となっているのです。

そして、この半年の中で、無事完筆したことをご報告いたします。

これからは月刊誌、日刊紙、そして“こよみのお話”に集中いたします。

 

 

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