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【象英だより】2021年9月の活動報告と和暦における月名のお話

今月は和暦における月名の話を致します。

平安時代、朝廷には陰陽寮という役所があり、陰陽博士といわれる専門家集団が毎年暦建てをしていました。

あの陰陽師:安倍清明もその一人です。

その暦博士が、天皇家に翌年の暦を献上し、同時に地方の役人へ頒布されると、各地の役所では写(写本)して年間の行事を計画します。そうなると暦注にもばらつきが出るようになり、後の江戸幕府は天文方の渋川晴海を専任として、貞享の改暦(1685年)を機に様々なルールを作りました。

その一つが暦の中で呼称される旧暦の和風月名です。陰暦(旧暦)の1月は睦月、2月は如月、3月は弥生、4月は卯月、5月は皐月、6月は水無月、7月は文月、8月は葉月、9月長月は、10月は神無月、11月は霜月、12月は師走。皆様はどれも当たり前と記憶しているかと思います。

正月の「睦月」は、家族が神とともにあい祈念する月とし、「如月」は寒さが厳しくなるので、更に衣を重ねるという「衣更着」を由来としています。しかし、江戸時代の谷川士清(国学者)は、「気更来」(きさらぎ)と解説しています。寒さが厳しくなることを暗示した表現と、春が間近いことを教える呼称ということです。

その解釈は、時代と共に変化しているのかも知れません。
10月は、八百万の神々が出雲に集い、豊穣祝賀するため「神無月」としています。

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