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【象英だより】2023年2月の活動報告と東大寺の「修二会」のお話

2023年2月の活動報告

節分も過ぎ、本格的に令和5年のスタートです。

象英会の新年講演会は32回目となりますが、滞りなく盛会に済ませることが出来ました。

また、ロータリーでの講演や高崎、修善寺と出張もありなかなか忙しい月でしたが、春は間違いなく近くに・・・。洗面所のムスカリ、庭の梅の木、クリスマスローズも満開です。

そして2月4日の「立春」から、ニッポンドットコムでの記事がスタートしました。

・・・当世風「日本の二十四節気」自然とともに生きる・・・です。

文化コーナーで一年続きます。是非ページを開いてくださいませ。

当世風「日本の二十四節気」を読む

東大寺「修二会」のお話

「お水取り」として有名な東大寺の「修二会」は3月1日から15日間にわたって行われる「不退の行法」で、極寒の中での荒行。昨年の12月から行潔斎に入って宝前に向かいます。その正式名称は「十一面悔過」(じゅういちめんけか)と言います。

東大寺内の二月堂のご本尊である十一面観音菩薩像の前で、国家万民のため「鎮護国家」「天下泰平」そして「五穀豊穣」を祈り懺悔する不退の荒行が千年以上も続いているのです。

多くの僧侶から選抜された練行衆は大きな松明の先導を頂いて二月堂内に向かいます。

韃靼の荒行は“神と仏”“火と水”が対峙する壮絶で過激な祭祀ではないでしょうか。

欄干を走る松明の火の粉を受けると一年無病息災で居られる・・・との篤い信仰もあります。

五行思想にある「太極」思想や「不易流行」の考えは正しく、自然の四季の流れを象徴する言葉です。そして春は邪気や災いを祓い浄めて全てが再生する季節を迎えるのです。

 

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