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【象英だより】2023年3月の活動報告

2023年3月の活動報告

花冷えが続くことが多かった3月でしたが、松山の道後温泉にも伺うことが出来ました。

自分は花粉症に泣かされましたが、皆様はいかがですか?

今年、象英塾生との課外授業は奈良の旅でした。目的地は東大寺の「修二会」です。
※修二会の詳細は先月の「象英だより」をご覧ください。

東大寺の長老であります北河原公敬様より貴重なご講義を受け、70分の「お水取り」のビデオを拝見致しました。「不退の行法」と言われる『修二会』は、懺悔という祈りを通して日本国民の平和と富貴繁栄を願う命をかけた行法です。とくに練行衆が行う韃靼の荒行は今年で1273回目を迎えるとのお話です。

夜19:00から始まるお水取り、二月堂に上る僧侶の足もとを照らす松明の大きさに驚き、堂内での練行衆の下駄の足音、欄干を走る童子の様子も万感の思いで見上げました。我を忘れ、無心になってこの地に立って居ることに感謝しかありませんでした。

また、修験道本宗の総本山金峯山寺に向かいました。修験道は山岳信仰であり、日本にしかない自然の山川草木を信仰の対象としています。その特徴は神と仏と陰陽道の思想などが結び付いているところです。しかし、その道場は山岳そのものなのです。

数年前、1000日回峰行を萬行された大阿闍梨様のご講演を聞く機会がありました。入峰修行する山の中を疾風の如く走り去って行く姿をビデオで拝見し、萬行まで止むことのない回峰行。人間の仏様に向かう修行の凄さを感じました。

私達一行は、ご本殿の金剛蔵王権現様の前で法螺貝の先導で正式参拝が出来ましたこと、五條様から貴重なお話を伺い、ずれも貴重な体験が出来たと思います。

出来ることなら、山桜が満開の時に再び参拝に伺いたい・・・と。

きっと生徒達も同じ思いになったことと思います。

ただ、東京の皇居前の桜は満開です。自然界では春真っ盛りなのです。

 

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