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【2018年02月】八王子南ロータリークラブでの講座「古事記に親しむ」・奈良大学スクーリング

1月の東奔西走が済み、ホッとひと息つかせていただきました。

しかし暦を書かせて頂いている身としての使命「本を務む」のサイクルに、いよいよ「己亥年」の暦の執筆に入ります。

活動としては、昨年より受けておりました東京八王子南ロータリークラブでの講座「古事記に親しむ」は質疑応答の中にも楽しく笑いのある内容と、感謝されました。

そして奈良大学でのスクーリング。日本の古代祭祀と卜占の実体を専門家の講義から学び、この目で見ておきたいと考えたからです。

やはり「百聞は一見に如かず」でした。

飛鳥という時代を迎えるまでの奈良文化のあり様を、三輪明神、大神神社の山田氏から拝聴して得心したことがあります。それは、日本の古代祭祀は、縄文時代から続く自然崇拝の内から誕生したことです。この神社では毎年2月に「卜定祭」が執行されるとのこと。

大和で神仏習合していた頃には、十一面観音が奉られ、稔り豊かな地域だったと想像できます。(昨年訪ねた師岡八幡宮(川崎)での”粥占神事”も数百年続く行事。)

天理大付属の参考館に展示されていた考古美術の一例ですが、驚くほど貴重な収蔵品の数々を拝見いたしました。

卜辞用の鹿骨や死者を埋葬するための甕棺(実物)など、墓相を学んでいたころに拝見しておきたかったと思った次第。

新薬師寺では旧門の遺跡のか貫木の隙門に寄りそった菩提樹の実が、古の風情と人々の信仰への思いに誘ってもらい心が温まった瞬間でもありました。

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