2月13日「花と野焼き」の話

冷たい風の中にも温かい日差しを受け、ぬくもりのある土手にはつくしが顔を出し、沈丁花が香り、タンポポも咲きます。次いでフキノトウや桃、梅、そして菜の花と春の兆しがそこかしこに見えます。
梅まつりが開催される地域もありますが、桜前線が南の沖縄から始まり、つつじが咲き、本格的な春の到来です。南北に弓なりに長い日本列島、この頃から華やかな四季の抒情詩がスタートです。
もちろん、草の中で冬を越した害虫を一掃する「野焼き」は、灰が肥料になり、芽生えの助けにもなり、ワラビやゼンマイの成長に一役買っています。華やかな日本の自然の素晴らしさですね。