2月1日「節分の準備」のお話

室町時代からの風習、そろそろ節分の準備を始めましょう。日本の節分に登場する「鬼」は身近な存在で、とてもユニーク。悪魔とは違い、かわいらしくて憎めず、中には仏様のように拝まれている鬼もいます。
「魔」を「滅する」と言うことで、「豆」なのかも知れません。マメなどを用意するのは当然ですが、大事なことは「悪い鬼が住み着いているかも知れない我が家、豆を撒いて追い払う」ための「整理整頓」と「お掃除」です。
昨年の一年間に溜まった、疫病神や貧乏神、怒りや悲しみなど、人間社会にある醜い存在の鬼を追い払うための行事と考えられています。ヒイラギなどの枝にイワシの頭を刺して「目突き柴」を戸口に刺したり、地方によってはカラ付の落花生を一緒に撒くとのことです。