12月18日「鱖魚群(さけのうおむらがる)」のお話
“鱖魚”は“けつぎよ”と読みますが、一般には「鮭」のことを指します。
すさまじい数の鮭が産卵のために命をかけて河をさかのぼるころを指しています。鮭は上流の砂底に産卵したあとは力尽きて死にますが・・・その、命がけの営みはすさまじく、迫力満点。一度見たら決して忘れることはないでしょう。自分が生まれた川に戻る・・、その習性(本能)は、誰が教えたわけではありません。
やがて力尽きた鮭も、野鳥やクマなどの餌となり、自然の営みとして循環していきます。