12月17日「東京浅草観音歳の市」のお話
東京の浅草寺では、新年に向けた縁起物や正月の必需品を売る店が多く並ぶ「歳の市」がこの日からスタートします。
金竜山浅草寺は天台宗系のお寺。観音様の霊地として多くの信仰を集めていますが、この年最後の市となります。
年の瀬の風物詩として「羽子板市」も立ち、多くの人でにぎわいますが、羽子板は魔除けや厄払いの意味があり、女児の幸せを願う縁起物。羽根に付いた黒い玉は無患子(むくろじ)と言う木の種で、子供が患わないという、無病息災の縁起があってお守りと同じなのです。
因みに、稲藁で作った注連縄は「シリクメ縄」と言って物の気を排除する霊力があるのです。