【象英だより】2022年10月の活動報告と「秋祭り」のお話
【象英ラジオVol.9】
今月(11月)のテーマは「もし吉日と忌日が重なったら?」です。
2022年10月の活動報告
秋の収穫祭と紅葉の美しさは万国共通の自然からのプレゼントです。
今月は、会議所の関係で郡山~会津若松へ。友人達とリンゴ狩りに伺い、バラ園ではトンボに出会い、冬が近い事を教えてもらいました。
そして、今年二度目の伊勢へ。正式参拝の後、神宮徴古館での「生きる正倉院」展に伺いました。伊勢神宮と正倉院の神宝を余すことなく拝見することが出来、感動が止みません。
また、鳥羽のホテルでは素敵なカップルにも遭遇して幸せのお裾分けを・・・。
京都では、象英塾生達と共に赤山禅院で大行満大阿闍梨:叡南浩元様に御加持を受けることが出来、心と体の除災招福を祈念させて頂きました。
さて、今月は「秋祭り」のお話をいたします。
「秋祭り」のお話
春に来臨し、農作業や稲の生長を見守ってくれた田んぼの神様が、秋になってお住いの山に帰っていくため、餅をついたり小豆飯を炊いてお祝いの膳を用意します。
春は滋養と精力のつく野菜が多いですが、秋は体を温め、免疫力を高める野菜が多いです。
秋祭りは、新しく収穫した穀物で作った供え物や新酒を奉納し、祭祀の後には神様と共に宴会するのが目的なのです。もちろん、神輿をかつぎ、もみ合い、村の中を練り歩きます。
渡御行列をする地域もありますが、これは、お祝いのほかに神様の威力を町内や領内に及ぼして、悪魔や疫病神を追い払い、来年の豊作を願った行為と考えられます。
また、旧暦の十月を「神無月」と言い、八百万の神々が出雲へ旅立つという信仰の原型は、この田の神送りが起源(諸説あり)とも言われています。神様が留守の間、人々は身を清めて慎んでいたので、この忌月が終わった旧暦の11月に、収穫祭が行われたのです。
オクンチ祭りやトウカンヤ、イノコ祭りなども全て収穫祭と言えますね。