12月16日「食文化の習慣」のお話
お蕎麦に欠かせない唐辛子。江戸時代の内藤新宿、今でいう東京の新宿区1丁目~3丁目にあたりでトウガラシが栽培されていたことを知っていますか?
生トウガラシ、焼きトウガラシ、黒胡麻、山椒、芥子の実、陳皮(ミカンの皮)、そして麻の実をブレンドした「七味唐辛子」は日本のオリジナルスパイス。江戸の薬研堀(やげんぼり)で売られ、当時流行していたソバの薬味として、あっと言う間にブームに火が付きました。
江戸が東京となり、新宿の都会化とともに、その栽培はされなくなりましたが、近年、江戸東京野菜として認定され、その旨味で再び注目にされつつあります。