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12月20日「ゆず湯」のお話

冬至の日は「ユズ湯」で無病息災祈願。

全国的に知られている「ゆず湯」、温泉に入ってホッとする日本人は、遠い昔から禊祓いを生活習慣に取り入れていたのではないでしょうか。とくに日本では、五月に菖蒲湯、冬至には“柚子湯”に浸かる風習が広くあります。

昔は、町の銭湯や家庭でも輪切り、或いは丸ごとの柚子を晒しの袋に入れて湯舟に浮かべ、無病息災を祈願したもの。ビタミンCやクエン酸が豊富な柚子は美肌効果のある薬湯と言われます。5月の菖蒲湯と同じく、海や川に入る古代の「禊」の形を原型に発展したもので、身についた災いや穢れを祓い洗い清めてくれると信じられています。

最近、動物園のカピバラがユズ湯に入っている光景がニュースに流れますが、どんな気持ちなんでしょうか・・・ね。

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