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12月30日「鏡餅」と「餅つき」のお話

歳神様の依り代となる鏡は太陽と月。「日々を重ねる」という意味の縁起の品々です。

飾り方は地方によってそれぞれですが、古来、稲に神様が宿るとされた信仰は、皇室や公家社会の行事から民間へと伝わりました。お正月飾りは格別で、山から歳神様がご来臨されるのでお祝いの餅を突き、お膳を用意します。

三宝に半紙を敷き、重ね餅→昆布→裏白→ゆずり葉→橙(だいだい)の順番に設えます。その由来は“代々譲りはうら白で慶び良く、突き混ぜて餅が良い”と。

また、地方によっては、末広(扇子)や伊勢海老、紅白の紙垂や水引なども付けて、圧倒するほどに豪華絢爛です。お正月が過ぎたら、1月11日にはお餅を下げて「鏡開き」をします。

健康に感謝です。

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