5月14日「河童」のお話
河童は遠野市の公式キャラクター。体は緑色で子供の姿をして頭にお皿、手足には水かき、背中に亀の甲羅を持つ姿。好物はキュウリ?のようですね。
その姿は各地で様々ですが、可愛らしいいたずら好きの妖怪で描かれています。 しかし素性は、田植えを手伝う水の神様なのです。 もちろん、宮崎神宮に内に流れる小川に現れた「あまびえ」も同じように疫病をもたらす邪気を追い払うご利益のある子供の神様。
こちらも田植えをする農家の方々を見守って下さる水の神様のお使いです。 河童は男の子として、アマビエは女の子として描かれていますが、今は、厄除けの神社には欠かせない、可愛いキャラクターになっていますね。
社伝によれば、本宮は神武天皇の孫にあたる健磐龍命(たけいわたつのみこと)(熊本・阿蘇神社ご祭神)が九州の長官に就任した際、祖父のご遺徳たたえるために鎮祭したのが始まりと伝えられています。下って第十代崇神天皇、第十二代景行(けいこう)天皇の熊襲(くまそ)ご征討の際に社殿のご造営があり、ついで第十五代応神(おうじん)天皇の御代、日向の国造が修造鎮祭(しゅうぞうちんさい)せられた旨が旧記に伝えられています。
『職原抄(しょくげんしょう)』
神武天皇即位之初 継神代之蹤都日向國宮崎宮云々
『大和國風土記』
橿原郷土地中肥、民用不少、是則神日本磐余彦天皇、自 日向國宮崎 始メテ皇居之地也云々
『日向風土記』
宮崎郡土地上肥云々、古老傳云、此地自皇孫降臨至神日本磐余彦天皇 之宮所也、故云 宮崎 云々