【象英だより】2022年7月の活動報告と「お中元」のお話
【象英ラジオVol.6】
今月(8月)のテーマは「自分」です。
2022年7月の活動報告
今月は山開きがあり、あぜ道には半夏生が咲き、季節の“ほおずき”を飾るお盆を迎えました。
そして「土用の丑」の日には数か月ぶりにウナギを頂き、エネルギーを頂戴致しました。
出先で出会ったロボット、会食でのミニコンサート、皇居の二重橋、三井倶楽部などコロナを意識しながらも、少しだけお出かけをした7月でした。
そして今月はお中元のお話を少し・・・
「お中元」のお話
室町時代から始まったとされる「お中元」。
本来、お盆には先祖を供養する魂祭という意味がありますが、特に「中元」は、中国三大宗教の一つとされる〝道教(どうきょう)〟の教えから始まりました。
道教の神様の誕生日であるこの日を、日頃の罪が許されるとする「贖罪(しょくざい)の日」として土地神様をもてなし、終日篝火(かがりび)を焚(た)く習慣があったようです。
その起源は中国の漢代。陰陽五行説から始まった、天地の神様に品物をささげて贖罪する日が年に3回あります。正月15日を「上元」、7月15日を「中元」、10月15日を「下元」とした「三元周期説」というシステムです。
「中元祭」とともに広く普及したこの習慣は、ご当地の特産物や塩、銀などを贈って幕府のご機嫌を伺うことが慣習化され、各大名が競うようになります。
贈り物のご挨拶伺いは、推古天皇の時代からあった習慣ですが、現代社会では上司や目上への感謝の気持ちから、義理や賄賂性の強い贈り物まで・・・。
ちょうどボーナス時期と重なり派手な贈答儀礼になってしまっています。
お盆のこの時期、家族揃ってご先祖様を思い出しながら、繋ぐ命の尊さや有難さに改めて感謝するのも良いかもしれませんね。