【2019年12月】この一年を振り返って・茶道表千家同門会茶会・「鳴動神事」と「霊玉埋め神事」・玉照院
振り返ると、今年は一月から多くの奉祝神事が重なり、私自身、神道教師として『古事記』の話を業界の勉強会やセミナー、果ては国立大学での特別講師として招かれ講演をさせて頂きました。
「愛と創造の物語・・・」として天地開闢から神武天皇誕生までのお話は、フランス人画家マーク・エステル氏の絵画を無くしては語れません。それは、色彩のみならず、彼の作品に描かれ登場する神々の思いと感情が表情として語られているからです。
また、今年は伊勢の神宮に正式参拝が4回。伺う度に身が引き締まる思いです。
14日は友人が喜寿になり、お祝いの茶事がありましたが、15日には茶道表千家の同門会東京支部50周年記念懇親会と茶会が催され参加を。自分は21歳から表千家のお茶に触れ、教授者として先生もさせて頂き、入門してから、かれこれ50年になります。
17日には、神主として「鳴動神事」と「霊玉埋め神事」に立ち会う好機に恵まれました。
基本は地鎮祭の折りに同時進行で行う土地静めの神事ですが、神道大教では、吉備津神社の「釜鳴」とは些か異なる作法。より繊細で神秘的かも知れません。
そして20日からは京都へ。比叡山の明王堂では大行満大阿闍梨:叡南浩元様に加持を受け、お斎をご一緒させて頂き玉照院へ。その後、奈良では春日大社、東大寺と伺い、無事に年末を迎えることができました。
今年一年の出来事と出会いに報恩感謝です。