6月22日「乃東枯（なつかれくさかるる）」のお話

夏至を過ぎると枯れ始める“うつぼ草”。72候では「乃東」（だいとう）と読みますが、これはウツボグサのことです。　野山というか、畑の多い里山では草木が生い茂るころとなります。

ちょうど、26日位までを「だいとう　かるる」の期間にあり、12月の20日過ぎの寒い「だいとう　しょうず」の頃に芽吹いたウツボグサは、丁度この頃に枯れ始めるのです。夏至のあとに枯れるので「夏枯草」（かごそう）とも呼ばれ、利尿作用のある漢方薬草としても有名です。