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11日20日「天一天上」のお話

暦の中の選日にある「天一天上」別名「天一神」とも言います。

六十干支の組み合わせを利用したこの神様はつねに東西南北と四隅(東北・東南・南西・西北)方位をぐるぐる回って、人の行う物事の吉凶禍福を判断する重要なお役目を持っています。

とくにその月の期間の悪い方角を塞ぎ清めて守って下さる神様なのです。ただ天一神には決まった動きがあり、これを“遊行”すると言います。暦の癸巳(みずのとみ)の日に西北方から天上界に昇り戊申(つちのえさる)の日まで天上に滞在しています。

そして己酉(つちのととり)の日に天上界から降りてきて、再び八方位を巡って歩くのです。この天上界に昇っている十六日の期間を「天一天上」と称するのです。つまりこの神様が天上にいる間は特別な障りや祟りはありません。

万事に都合の良い期間と考えて良いわけです。

特に上大吉なのが最初の天一天上の日と言われます。

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