12月23日「スス払い」のお話
この「スス払い」は、お正月に神様を迎えるために屋敷内のホコリヤやススを払うこと。
昔は家の中に囲炉裏があったので、「スス払い」は年末の恒例行事かも知れません。もともと屋敷神には、古い道具や家庭用品に宿る「つくも神」という神様への信仰があり、これ等を新しく買い替えるとか、綺麗に磨きあげるなども信仰の対象としていました。
今日でも大きな神社や仏閣では、竹竿の先にワラ縄やシデを付け、普段は手の届かない高い所のホコリやススを払います。
もともとは「正月こと始め」の13日にする習わしでしたが、今はそれほど手間もかからないので、28日くらいまでの間に終えれば良いのではないでしょうか。もしかして、失くした物が出て来るかも知れませんね。