3月2日「草木萌動(そうもくめばえいずる)」のお話

文字のごとく1日~5日にかけて、野山の草木が生き生きと萌え始めた季節が到来したことを教えています。 冬の間、眠りについている自然界の胎動が感じられるころを「萌え動く」と称しています。
どの花も時期が来なければ開花はしませんが、その象徴がツクシやタンポポかも知れません。自然の移ろいや芽吹きの準備も、大気と土が潤い、日差しが強まってこそのこと。自然とともに生きることへの素晴らしさは、若草の香り漂う足元の大地が教えてくれるのかも知れませんね。
また、三寒四温という言葉もあって、寒暖差が激しいことを教えています。緑一色の景色にお花が彩りを添える、何とも魅力的な季節が到来しました。