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9月7日「白露(はくろ)」のお話

「陰気ようやく重なりて 露凝りて 白色となればなり」と・・・キラキラと輝く草露が目に浮かぶ、情緒的で美しい詩ですね。

秋分から数えて15日目。野山の草木に白い露が付くようになるころです。気温が下がり、大気中の水分が野の葉に触れて水滴が付く様子を「白露」と表現しています。

「白露」は秋の季語でもあり、朝晩はもう秋の気配です。もちろん、農作業に被害が及ばないように願って「風祭り」神事を行っている地域もあるでしょう。二百十日など、この時期は最も台風が多く海が荒れるからです。

しかし、最近の風の悪霊は暴風と竜巻かも知れません。自然と共に暮らすのが大変な時代になりました。

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