10月19日「蟋蟀戸在(きりぎりすとにあり)」のお話
ここで言うキリギリスとは、実は秋の虫の代表でもある“コオロギ”の事ではないだろうか?とも言われています。家の戸口や、収穫後の畑の雑草の中などで泣き始めるころです。空気に含まれる水分と微妙な温度差を感じとって体を震わせて鳴き、秋の気配を教えてくれています。
私たちも「肌寒さ」や「ひんやりする空気」など、日々の暮らしの中で季節の変化を肌で感じ取れるようになる季節です。 忙しい日々の中、たまには虫の音に耳を傾けながら秋の夜長を楽しみたいですね。