12月26日「門松」「正月飾り」のお話
クリスマスが過ぎるといよいよお正月の準備です。
この「門松」は近年になって出来たシステムで、元来は常緑樹なら何でも良かったので、現代でもナラやツバキ、シキビや榊、ヒバなどを立てる地方もあります。
歳神様の依り代の意味と、邪気が家に入らないための意味とを兼ねている、門松やしめ縄、玉飾り、輪飾りなどは、お正月を迎える準備が整った神聖な場所であることを表しているのです。ちなみに、稲ワラで作ったしめ縄は「しめくり縄」と言って、物の怪を排除する霊力があると言われています。
本来、12月中旬頃から始めたものですが、次第に遅れ後れて晦日に。それでも、29日の“苦松”(苦待つ)や31日の“一夜飾り”は、縁起が悪いので避けましょう。