7月10日「朝顔市」のお話
朝起きの顔、寝起きの顔、この時期、大きな門構えのお寺では“あさがお市”が立ちます。
この朝顔は奈良時代に唐薬として僧侶からもたらされとされ、早朝から色鮮やかに咲くので朝顔として人気となりました。江戸時代には改良が重ねられ数百種類の花の種が誕生しているそうです。茎はなぜか全て左巻きに(不思議ですね)。葉の付け根にラッパ上の大きな花を咲かせます。ヒルガオ科の一年草です。
そしてホオズキと同じように、利尿や下剤に効果のある生薬とされています。小学生の頃、蔓が縦横無尽に広がる様子と、花の色の観察日記を書いた記憶があります。