【象英だより】2024年10月の活動報告
2024年10月の活動報告
本来なら実りの秋、紅葉の秋、一番食材の豊富な秋ですが、記録的な真夏日の続く日本列島に、自然のサイクルが不自然になってしまったかのようで、何とも心配です。
また、神無月とは言うものの、伺ったどちらの神社も観光客でいっぱいでした。
初旬は群馬に出かけ、「マコモ」の畑を見て来ました。皆様の知っているマコモタケのことです。神社では「真菰」の葉を不浄除けのむしろにして、ご神前への供え物を置きます。
13日~16日にかけては「象英塾」の一年に一回行っている課外授業です。
今年のテーマは “比叡山参拝の旅”でした。しかし、象英流は一般の観光ガイドにある旅とは異なります。 初日は、坂本の律院の阿闍梨様にお目にかかり護摩供養と御加持を受け、翌日早朝には根本中堂での勤行。 10:30までには無動寺に移動して明王堂の阿闍梨様にお目にかかり、護摩供養とご加持を受ける・・・と言う、ハードな山歩きの旅です。
もちろん、日吉大社も参拝。 道中、昼食に伺ったお蕎麦屋は、行列の出来る名店でした。
最終の16日は、大仏師:松本明慶大先生の美術館へ。(毎年「象英会」でプレゼントしている干支の置物を制作)。当日は、閉館日であったのにも関わらず、特別に拝観の機会を頂き、美しく幽玄な仏様の世界の中で、生徒一同、感動と驚きと学びの二時間でした。
明観先生、宗観先生、心から感謝申し上げます。
また、20日と21日は、私が所属する神道大教院の150年祭が行われ、国学院大学の学長様はじめ他教派の管長様や役員がご列席になられる中、祝賀会も盛会に開催されました。
25、6日と高松での講義もあり、何とも忙しい10月でした。
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