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【象英だより】2021年8月の活動報告と二十八宿のお話

二十八宿のお話

今月は暦にある二十八宿の話です。

「二十八宿星とは、黄道と赤道付近に見える二十八個の星座のことです。
中国で発生しインドに伝えられ、そこで「牛宿」が除かれ再び中国の暦に登場します。

日本では「貞享暦」以後「牛宿」が復活して二十八宿を採用して暦建ての基本資料になりました。

立春の夜半に「柳」「星の2宿が南天の正中に位置し、「亢」「角」の2宿が東方、「觜」「参」の2宿が西方、「牛」「女」の2宿が北方に位置するのを目印にして、その形に基づき東方七宿、南方七宿、西方七宿、北方七宿とそれぞれ名づけられ月や日に配当されて今日に至っているのです。中でも「鬼宿」が大吉の吉祥日。

古代の中国人は、天象や太陽、月、星座の運行を日々観察して、「観象学」に関する時空間を図る基準の一つとしました。八卦、五運、六気もその一つに含まれます。

天地における陰陽の変化は、天には高くかかる現象として、地には万物の物体として存在します。そして、天地が交われば、「木」「火」「土」「金」「水の五行(五気)と「風」「暑」「火」の三陽と、「燥」「寒」「湿」の三陰の六気が発生するという理論です。

陰陽の変化は自然界の客観的な法則であって、天では無形の六気、地では有形の五種の物質となります。つまり、一年の内にそれぞれ四季が交代し寒暑が往来することなので、六気が天から降りてくると云うことかも知れません。

もちろん、大地がその影響を受けて万物を生成化育させるのですが、それらの間の法則には「五運と「六気が存在していることを「暦法」では学ばなければなりません。

先に記した干支は、古代思想の大極や周易の卦と象の理論の基本にあって、理論解釈に重要な要素として挙げられています。もちろん、時空の星も吉凶禍福に不可欠な理論を提供しているのです。
(象英暦を参照して下さい)

 

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