【2018年10月】ロータリー2750地区RYLAセミナー・中国の杭州への出張・聖徳記念絵画館
神無月とは旧暦の10月の呼び名ですが、全国の神様たちが出雲の地に集合されてしまうので、各地方の神社が留守になるからだそうです。
この伝説は鎌倉時代以前からあったようで兼好法師の「徒然草」にも登場しています。しかし留守居を守る神様が恵比寿様だということはなかなか知る人は少ないですね。
今月も東奔西走していました。写真は昔のですが6日、8日とロータリー2750地区でのRYLAセミナーに参加。
私は第12回で委員長として取り組んだことを思い出します。
そして中国の杭州への出張。
今回は比叡山の千日回峰行者、上原行照大阿闍梨様の講演を大倉百代記念基金によって杭州仏教学院から招聘され、同行させて頂きました。中国へは十数回旅していますが、西湖や霊隠寺境内地での宿泊や学院内で学食するなど初めての経験が多く、驚くことばかり。基本食事は薬膳で肉類はなく酒類もなし。飲み物はお茶かお湯。もちろん自動販売機は在りません。従ってコーヒーは持参したインスタントで・・・。
とくに日本の仏教界では考えられない約束事が多く厳しい。法衣の色柄も指定され自由はない。剃髪したら恋愛も結婚も出来ません。もちろん自坊(寺)を持つこともないのです。そこを考えると日本の仏教界は何事も自由闊達で人権を重視され、宗教法人として保護されています。もしかして修行環境も恵まれているのかも知れません。
最終日、かの有名な西湖に行き西怜印社で朱肉や筆を購入しました。また、聖徳記念絵画館で「壁画に見る幕末・明治の歴史展」を拝見。
児島先生のおじい様、虎二郎の秀作「対露戦線御前会議」を拝見し、激動の明治を感慨深く胸が痛む時間帯でした。