12月10日「納めの金毘羅」のお話
12月に入ると様々な神社が“納め”の時期を迎えます。
“納め”とは今年最後の大祭を指しているのです。「こんぴらさん」の呼び名で親しまれている全国の金毘羅宮では、今年最後の月次祭を行います。一年の締めくくりで、古いお札を納めに参拝に来る人が多く、縁日も賑わいます。
「金毘羅」は元々はインドの神様。
蛇の姿をしていて尾ビレに宝珠を抱え、海を治める海神です。ギリシャ神話のポセイドンや古事記に登場する恵比寿様と同じ働きをします。のちに香川県琴平山麓に金毘羅大権現となり、金刀比羅宮が建立されました。ご祭神は大物主命と崇徳天皇。
海上交通の安全と大漁祈願の神様です。