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11日4日「ワラ仕事」のお話

かつて農家の冬場の作業に「わら仕事」がありました。

収穫後の新ワラでこしらえるしめ縄。ゴボウ締め、板締め、輪飾りなどのしめ飾り、俵やワラジなどがありますが、 一家総出で、土間にすわり、水を含ませたワラを小づちで打ち、両手を合わせてショリショリ。

取り合わせたワラで正月に飾るしめ縄や輪飾り、米俵やワラジも作ります。今では考えられない地道で体力のいる作業です。しかし、良い正月を迎える為には、農閑期の大切な仕事でした。中には、出雲大社や宗像大社のような大きなしめ縄もありますが、これらも新ワラで一から編み込んで作り上げるのです。匠の技ですね。

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