9月29日「蟄虫坏戸（むしかくれてとをふさぐ）」のお話

様々な虫たちが樹木の隙間や穴、土の中に入って冬支度をするころです。

啓蟄初侯の「蟄虫啓戸」（すごもりむしとをひらく）で、戸を開いた虫たちが、この侯では冬に向けて戸を閉じるのです。その鳴き声も徐々に小さく、寂しさが増してきます。中には死んでしまい、自然にかえる虫たちもいます。長い冬を耐える季節がやってきます。　我々人間も、衣替えの準備に入らなければいけませんね。