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8月29日「天地始粛(てんちはじめてさむし)」のお話

暑さが収まり始める頃で、「粛」とはつつしむと言う意味で、物事が衰えて行くことを指しています。72候では、暑さも衰え、天地も涼しくなったころ・・・と読んでいるわけですが、実際にはまだまだ。

残暑が厳しく、台風も次から次へと誕生する頃になります。ただ、自然の移ろいは千年たっても変わらないものです。それは風の向き、雲の高さ、月の出方、そして空気のほんのりと甘い香りが教えてくれます。

刻々と表情を変える朝焼けの景色、真っ赤に燃え広がる夕日、とてもドラマチックです。千年前の人々もきっと同じ気持ちで日の出や夕日を眺めていたのではないでしょうか。

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