7月20日「祇園祭」のお話

18日にも説明いたしましたが、祇園祭は今月いっぱい行われる京都市を上げての一大イベントです。平安時代、清和天皇が疫病退散のために市中、中京区にある「神泉苑」で御霊会を開いたのが始まりとのこと。

この折に、66本の鉾を立てたとされています。祓いの神事と夏神楽を中心とした夏祭りの原型が、この祇園祭りなのです。

祭りは、祭礼の決定と神事の打つ合わせとなる“切符切り”から始まって、山鉾の順番を決め、山たち、宵山、山巡行などなど、祇園おはやしなどは「コンチキチン」と鳴るカネを拍子に、笛、太鼓が重なるとてもにぎやかな風情です。