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【象英だより】2022年5月の活動報告と「祭祀」と「暦」のお話


【象英ラジオVol.4】
今月(6月)は水無月や夏越しの祓いのお話をお届けいたします。

毎年、五月の連休は事務所のパソコンに向かって来年の「象英暦」の執筆に追われています。

しかし今年は場所を沖縄に変えてみました。

紺碧の海と水平線を部屋のデスク、時々はベランダから眺めての執筆は最高の居場所となりました。

また、RCでの卓話ではポーランド共和国現:全権大使からウクライナ情勢の生々しい現実のお話を伺い、募金にしか協力できない虚しさに心が痛みました。

そんな中、ベランダのラベンダーも満開。胡蝶蘭は三年目に入り、日常の平和に感謝です。

さて、今月は「祭祀」と「暦」のお話をしましょう。

「祭祀」と「暦」のお話

6月は中元祭の月です。

神社では「祭祀(さいし)」という言葉をよく耳にしますが、本来は神様と神主が対峙して神事(祈祷)を行う儀式が「祀」であって、神様をお宮(神輿)に乗せて鎮守する地域を練り歩く(渡御)ことを「祭」としています。

特に「祭り」は「まつ」という語幹に基本があって、ご降臨される神々を待ち望んでいることに由来します。また、「際」と同じ意味なので神様と人々とが出会って触れ合う時間とも言えます。

真心を尽くす「祭禮(さいれい)」という響きには、祭りと人々の賑わいを感じることが出来るのです。

そこで重要なのが「暦」。暦はこの祭祀をスムーズに進めるために誕生しました。

江戸時代に、幕府や藩の許可を頂いた暦師が作る「頒暦(はんれき)」はびっしりと暦注が書かれて、文字の読める方々向けの高級品。その装丁もお経のように畳んだ物や巻型などでした。

いっぽう「略暦」は紙一枚に書かれたシンプルなスタイル。漫画の様な絵入りで一年の主要な暦注がまとまって書かれ、瓦版と同じように摺師が大量生産。町の庶民や農家の方々に配布していたようです。

見えない神々への感謝と畏敬の心が無ければ続きませんね。

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