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【象英だより】2021年7月の活動報告と土用干しと暑中見舞いのお話

今月は「土用干し」と「暑中見舞い」のお話

夏の夕立の後は湿った地面から蒸した熱気が立ち上がり「茹だるような溽暑」という表現が似合いますが、土用中のこの期間、晴天が続くことがあるのです。

昔から「土用干し」と言う家事言葉、便利な虫干しのシーズンを指しています。一年に4回ある土用の中で夏の土用にある特別な期間と言えます。衣類や布団、夏掛けケット、出来たら枕も陰干しとか。敷きっぱなしのカーペットや座布団もカラッとした夏の日差しを浴びて除菌すると良いかも知れません。

また蔵書の書棚ではスライドを開けておくだけでも風が通ってホコリを払います。台風やゲリラ豪雨のあとの晴れ間とは違いますが、日ごろ、カビ臭いと感じた場所も風を通してお手入れしましょう。また、6月に塩漬けした梅も「土用干し」をして更に旨味を増します。

そして「暑中見舞い」の季節です。その習慣は江戸時代から始まったとされています。お盆に里帰りする際にご先祖様に土産を持参して墓参りをするのですが、以前も書きました「お中元」の延長線上にある里の親戚や近隣にも贈答慣例が誕生していたようです。行けない場合は飛脚便(今の宅急便)を使って品物を贈るとか書状(手紙)を届けさせていたのです。

明治6年に郵便制度の発達と共に新しいシステムとして流行したのが手紙を送るアイデア。切手を貼れば何処にでも送れて簡単。大正時代になって「暑中見舞い」というスタイルに定着することになります。立秋を過ぎても9月7日まで「残暑見舞い」があるので安心です。

故郷の両親やお世話になっていながらご無沙汰している大切な人、短い便りでも健康を気遣い、自分の近況を伝える言葉にはメールと違う温かいぬくもりがありますね。

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