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【象英だより】2021年2月の活動報告と東大寺「お水取り」のお話

東大寺「お水取り」

東大寺二月堂内で行う「不退の行法」。福井県古浜市の神宮司のほとりを流れる遠敷川を舞台に「お水送り」の護摩供神事が行われます。この水は数日後に奈良に流れ着きお堂前の若狭井(わかさい)の井戸に湧き出るとされます。

3月1日から始まる「修二会」は12日の深夜、東大寺内の神社の神主がその水を汲み加持祈祷をしてこれを仏様に供え香水とする儀式が「お水取り」です。

東大寺のエリート僧侶の中から更に選抜された僧侶を「練行衆」といいます。当日供える椿や南天の花はすべて紙で作り、数か月前から精進潔斎してこの荒行に向かうのです。

練行衆は紙衣(かみこ)の衣を着て韃靼という「五体投地」という肘や膝、額までも床に付けて仏様を拝します。

全3132座。

読み上げる神々の名前は5千を超えるとのこと。そして本行になる5日と12日は所縁の方々の過去帳を全て読み上げるのでかなり早口です。

今はケガをしない様に工夫されているようですが、自分が局(外陣)で拝見したのは僧侶の衣が宙を舞いその体を床に投げて拝礼する真剣勝負の姿。自然に手を合わせ日本の平和を念じ、韃靼の音に目頭が熱くなりました。

ちなみに東大寺は世界最大の木造建築で華厳宗の総本山です。聖武天皇により745年(天平17)によって創建されました。

ご本尊は廬舎那仏(るしゃなぶつ)。通称“奈良の大仏様”です。また唐の鑑真によって日本で初めて戒壇院(かいだんいん)が建てられ僧侶として資格を授与する場を造ったことでも有名です。

ここで行われる「問答」は多くの課題資料から出題され当日問われます。

しかし仏の道を理解し諭す答えは自らの言葉でなくてはなりません。

「問答集」とはここから生まれた言葉です。

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